日 時:平成25年11月13日(水)、8時30分〜18時30分
研修地:@旭市の被災状況の視察(飯岡刑部岬展望館)
Aヤマサ醤油工場見学
Bウオッセ21見学
参加者:47名
1.旭市の防災状況研修(飯岡刑部岬展望館にて)
講師の旭市役所総務課防災担当江戸さんから取材しました。
・飯岡刑部岬展望館(海岸から50mの高さ)は2011年3月11日東日本大震災時の避難場所となった所です。
・飯岡刑部岬展望館内2階に津波の被害に遭った当日の写真が多数展示されていました。津波は約1時間後からやってきて、第1波、第2波、第3波と襲いました。第3波が一番大きかったそうです。
・震災時(震度5)の状況
(イ) 津波で流された漁船は200隻のうち85隻。
(ロ) 津波の犠牲者:死者15人(高齢者14人、障害者1人)
(ハ) 全壊住宅300棟、簡保の宿流出、中央病院は流出を免れました。
(ニ) 放射能の風評被害:パセリ出荷自粛
・震災後の防災課の対策
(イ) 堤防の高さ、4.5m → 6.0m
(ロ) 災害復興住宅1,000棟建設(2014年4月入居予定)、
仮説住宅にまだ200世帯入居中。
(ハ) 防災無線のスピーカーを高性能化しました。
(ニ) 旭市連絡掲示板の数を増やしました。
2.飯岡刑部岬展望館からの景観
眼下に飯岡漁港が広がり、その向こうに九十九里浜の長い海岸線が一望できます。この眺望は「日本の夕陽百選」「日本の朝日百選」「日本の夜景100選」「ちば眺望100景」日本夜景遺産」に選定されています。富士山まで直線で190kmで「関東の富士見百景」にも選ばれています。
3.特産物のさつま芋の「黄金千貫」は江戸時代に青木昆陽が薩摩藩から持って来て千葉県の各地で栽培しようとしましたが、生育できたのは飯岡だけでした。
10月頃に収穫して鹿児島の焼酎メーカーに納品し芋焼酎の原料となります。できた焼酎は全国に銘酒として出荷されます。飯岡には翌年2月頃「あさひの夢」のブランドで鹿児島の焼酎メーカーから納品され販売しています。
4.アイスクリームの試食
さつま芋の「黄金千貫」をペースト状にしてキャラメル、牛乳等で混ぜ合せアイスクリームを宇畑牧場で製造しているのを飯岡刑部岬展望館で試食しました。この後各自おいしかった種類を投票しました。
5.復興かわら版、いいおか津波(編集:光と風キャンペーン実行委員会)A4版1枚で、津波体験者が被災時のことを投書した記事やイベント情報や被災視察者の記事等を展示していました。
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